オーディオ雑記~リスニングポイントとスピーカの置き方~

 私的備忘録のオーディオネタです。前回の続きである最近、自身で感じた「オレってマニアだなぁ」の試行錯誤についてです。

~リスニングポイントとスピーカーの置き方~
 音楽を聴く時間が長くなると気になってくるのが椅子の座り心地です。もともと家にあった木製のフレームにビニルレザーを張ったものを使っていましたが、レコードを2枚も聞くとお尻が痛くなってしまいます。クッションなど敷いてみますが、改善されないので椅子を新調することにしました。

 安価なのと使わないときにコンパクトに収納できることからキャンプ用のリラックスチェアーを購入しました。座り心地はとても良く、気持ちよく音楽と向き合えそうだと早速レコード鑑賞です。ところが!なんだか今までと違います。はっきりわかりませんがメリハリの無い、ぼやけた感じでパッとしません。装置のほうは全く手を加えていないのに・・・

 こうなるともう音が気になって、音楽どころではなくなってしまいます。変わったのは椅子だけなので、座った時の姿勢が変わったのと、頭の位置が変わったことが原因ではないかと目星をつけます。同じレコードを繰り返し聞きながら椅子の位置を後壁に近い位置からスピーカーに近接した位置まで、最初は15cmくらいの間隔で移動させ、ある程度目安をつけたら今度は2~3cm単位で追い込んで自分好みの音に感じられるポジションを決定しました。ちなみに以前、スピーカーの位置も壁からの距離をいろいろ変えて決定した経緯があります。

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▲問題の? リラックスチェアー

 低音から高音までのバランスが改善され、しばらくはこれでレコード鑑賞を楽しんでいたのですが、今度は低音の締まりの悪さが気になりだします。やはり音楽に集中できなくなり、改善策を考えます。特別なことをするよりも、まず基本的な使い方が出来ているか見直してみます。オーディオ装置は基本的にしっかりとした床にぐらつきのないように設置するものです。我が家の場合、リスニングルームは和室。床は畳敷きのため、しっかりとした床とはいかず、スピーカーは少々ふらついてしまっていました。

 今までも、2×4材を台にしてふらつきを抑えるのと同時に、床から持ち上げることで、低音の量感を抑えていたつもりでしたが、これは改善しなくてはと18mm厚のパインの集成材(600×900)をスピーカーの下に敷いてみました。畳自体が完全に平らではないので、どこまで改善されるのか心配でしたが、意外なほどに安定し、スピーカーは微動だにしなくなりました。ちなみにこの時は板の上に直接スピーカーを置いています。2×4材の台は無しです。肝心の音のほうですが、改善されたような感じはしますが、今までとは違う響きが加わった感じです。嫌な響きではありませんが、やはり余計な感じです。

 オーディオマニアの先輩方は、18mm厚なんて薄い板を敷くから共鳴してるんだと言われるのではないでしょうか。実際、仮想床の材料選びはいろいろ悩んだのです。人造石のオーディオボードも考えましたが、正直なところ2階にあるリスニングルームにあまり重量のあるものを増やしたくないということもあり、また畳の上に敷くことから畳が鳴き止めになるのでは?使わなくなった時に工作用に転用しやすいだろうなどの理由から18mm厚の集成材にしたのですが、やはり共鳴しているようです。

 そこで、2×4材を使って板の鳴きを抑えてやろうと、スピーカーと板の間に台として挟み込みました。とりあえず、あるもので対策しようといったところです。完全ではないのでしょうが良い感じです。

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▲左から 畳の上に2×4材の上にSP(スピーカー)、 パインの集成材の上にSP、 集成材の上に2×4材の上にSP SPの位置がそれぞれ微妙に違っています。

 最後にもう一度、スピーカーの壁からの位置を調整して終了です。ぼやけた感じが払拭できたのか? 何がどう変わったのか、上手く表現できませんが、再び気持ちよく音楽を聴いているということは少なからず改善されたということなのでしょう。

 次回はもっともマニアらしいテーマ、スピーカーケーブルの聞き比べについてです。
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オーディオ雑記~目的と決まり~

 毎度のことながら、前置きしなくてはならない。オーディオネタは完全な私的備忘録である。泥沼に陥ったとき、あの時はこう考えてたんだ~と振り返るためのものだ。うちのPCにはオフィスが入っていないので、記録としてブログを利用している。本来のローカルズ通信とは目的が違うのだが、悪しからず。

~オーディオ趣味の目的~
 脱オーディオマニアなどと言って、四半世紀ぶりにレコードを聴き始めましたが、当たり前のように「良い音で音楽が聴きたい」という思いはあるわけで、最近もその試行錯誤の方法がマニアっぽいなぁと思い、何故脱!マニアなどといったのか思い返してみました。昔と違い今マニアといえば相当な変わり者、変人というよりは変態に近いニュアンスがあるような気がします。私的備忘録といいながらブログに公開する以上、やはり変態扱いされたくないという心理が働いたのでしょうか・・・趣味はバイクツーリングにキャンプ、レザークラフトに音楽鑑賞です♪なんていうくらいのほうが健全な感じがしますが、やはり私のオーディオとの向き合い方は世間でいうところのマニアなのでしょう。

 オーディオという趣味は、受動的な音楽鑑賞に能動的な要素を加えた非常に素敵な趣味だなぁと思うのですが、目的を見失うと泥沼にはまってしまうという恐ろしい面をもってます。そもそも「良い音」という極めて主観的な他人に分かりずらいものを求めるにもかかわらず、オレの音は他所と比べてどうなのだろうという偏差値を気にするあまり、自分が欲する「良い音」の基準が他人の基準に左右されてしまい、その結果本来の目的を見失ってしまうのではないでしょうか。では私が求める「良い音」とは・・・これが私のオーディオ趣味の目的となるわけです。

 私の求める「良い音」。それは私個人が気持ちよく音楽を聴くことが出来る音です。それじゃなんだか分からんなぁ~と思うでしょうが、ここで言いたいのは、生に近い音や沢山の人が良いと思う音であっても、自身が良いと思えない音では個人の趣味としては本末転倒となってしまうのではないかということです。他人に聞かせる音づくりではなく、自己満足のためのオーディオ。趣味というものは競技を除けば多かれ少なかれ自己満足のためのもの。こう定義づける(開き直る?)とグッと気持ちが楽になりますし、向かうべき方向もわかりやすくなるのではないでしょうか。 

~決まり~
 目的を決めるだけでは泥沼化は避けられません。目的のために金に糸目は付けないぜ!といえるようなら嬉しいところですが、経済的な事情でそうもいきません。また、苦労して買った思い出の機材ということもあり、機材の買い替えは行わない!というルールを決めました。これで私の「良い音」は「今所有している機材で引き出せる自身が気持ちよく音楽を聴くことが出来る音」ということになったわけです。新しい機材が欲しくなった時は、今、現有の機材のポテンシャルをしっかり引き出しているのだろうか?と考えるとなかなか買い替えはできないものです。

 余談ですが、今使っているスピーカーを買いに行ったとき、いろいろと試聴させてもらったのですが、正直何がどう違うのかわかりませんでした。唯一綺麗な音がするなぁ~と思ったのはハーベスの1号機であるHLでしたが、結局は純粋な聴感よりも見た目を含めた所有欲が勝り、少々無理をしてアランデルを買ったのでした。このことは、結局のところ試聴前から単純に私はこのスピーカーが欲しくてしょうがなかったということで、縁あってイギリスからはるばる我が家にやってきたこのスピーカーを使いこなしてやりたいという思いを抱き続けているのです。

 少し長くなってしまいましたので、自分が思った自身の「オレってマニアだなぁ」の試行錯誤は次回にということで。

オーディオ装置のその後

 すっかりご無沙汰のオーディオねたですが、キャンプに行かない週末の夜などに、好きな音楽に耳を傾けては、ひとり悦に入っています。しかし、気持ちよく音楽を聞くには装置に対して、それなりのメンテナンスが必要になってくるのだということを体験したので、備忘録として、記しておきたいと思います。

 脱!オーディオ・マニアとして再びレコード鑑賞を始めたのですが、装置復活から2年余り、当初、気持ちよく響いていた曲のある部分、具体的にはバッハのクリスマス・オラトリオの合唱部分で高まったソプラノの音がビリつくのです。以前は気持ちよく和音として響いていたのに・・・。

 スピーカーに近づいて聞いてみると、スピーカーから出ている音そのものがビリついています。これは装置、特にカートリッジのせいに違いない。買い足し厳禁の誓いを破り、今度はMCタイプのものを・・・などと考えていたのですが、ネットなどでマニアの方々の記事などを見ていると、どうも基本的な使いこなしがなっていないのでは?と思い当たることが浮上してきました。

 それは、スピーカーケーブルについてなのですが、うちのケーブルは装置と同じ30年前のLCOFCで、装置復活に当たり、ケーブルを剥きなおし使用していました。またスピーカー側のみFケーブルの芯線を巻き付けて半田付けし、端部処理しています。ネットの情報によれば、マニアの方々は定期的にケーブル末端を切り詰めて、常に接続部分が酸化被膜のない新鮮な状態を保っているとのこと。

 うちのケーブルの端部は2年の月日の経過とともに、使い古した10円硬貨のような色に変色してしまっていました。アンプ側は新たに剥きなおし、半田メッキして今後の酸化対策とし、スピーカー側は紙やすりで磨いてやりました。さて、同じ曲を聴いてみると、合唱部のフォルテシモでも、何事もなかったかのようにあっさりと装置復活当初の気持ちの良い和声を再び聞かせてくれました。

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 そのほかには、部屋についてですが、スピーカーに向かって右側には大きな窓があり、カーテンが2重に掛かっています。左右の条件を合わせるために、左側にもレコード鑑賞時はカーテンを吊るようにしています。定位の良さに評定のあるタンノイですが、こうした細かな対策が、システムの実力を引き出してくれるのだと思っています。

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 そして、電源の取り方ですが、基本といわれる極性を合わせました。全く関係ないと言われているマニアの方もいるようですが、まぁタダで出来ることなので、とりあえずやっているといったところです。また、以前はアンプのサービスコンセントからプレーヤーの電源を取っていましたが、プレーヤーの電源コードを少し延長して、壁コンセントからアンプ、プレーヤーと直接取るように変更しました。これも効果のほどはわかりませんが、手持ちの材料で出来るものでしたので、とりあえず良いといわれるものはやっておこう、といったところです。

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 そして、以前から気になっていたのですが、プレーヤーのダストカバー(ようはプラスチックの蓋です)を付けたままの状態と、外した状態とで聞き比べをしてみました。予想では、雑誌に登場するマニアの方々の多くがしているように外した状態に軍配が上がると思っていたのですが、これが意外な結果となりました。

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 いつも通り蓋をして聞いたあと、同じ曲を蓋を外して聞いてみると音場がわっと広がりました!一聴した瞬間は、その広がりに肯定的な感触を持ちましたが、なんだか音自体もふわっとした感じで、タンノイの定位の良さが全くスポイルされてしまいました。何枚か感じの違う曲を聴いてみましたが、同じ印象でした。蓋なしの方が蓋そのものの共鳴の影響を受けずに、明快な音を聞かせてくれるのではと思っていたので、全く予想外の結果となってしました。

 これには我が家の装置のレイアウトも関係しているのではないかと思います。指向性の強いホーン型トィーターの正面にプレーヤーが設置されているので、カバー有りのほうが、スピーカーからの影響を受けないのかもしれません。

 余談ですが、以前、カバーの上に文鎮を乗せたことがありました。これもカバーの共鳴を抑えて、音がクリアーになるのでは?とやってみたのですが、結果は予想と逆。ブーミーな低音(豊かな低音?)となってしまいました。
 プレーヤーのカバーは分厚いアクリルで結構しっかりしたものなので、この時は自分なりに「文鎮のない状態では、共振の周波数が可聴帯域以下で気にならないが、文鎮を乗せることで共振の周波数が上がり、可聴帯域である低音域に影響が出たのでは?(根拠なし!)」と勝手に理由付けして自身を納得させたのでした。

 余りのめり込まない程度にしたいと思っているのですが、またなんか始めちゃうんでしょうかね。基本は緩い気持ちで、心地よい音楽鑑賞を!(もちろん装置の買い足しはなし!)と思っているんですが・・・。

年末年始 オーディオの話

 新年一発目のローカルズ通信は、お久しぶりのオーディオ・ネタ。ということで、超自己中な話です。

 昨年の1月に、30年前に購入したスピーカーの修理をしたことをきっかけに、2月くらいから週末の夜に2時間程度、レコードを聴いていたのだが、音出し当初は、高音が貧しく、低音はぼやけて響き渡る~という手の付けられない状態だった。

 そこで、スピーカーの下に、台(スペーサー?)をかませて床から離すことで、低音を引き締めてみたり、2つあるATTを使って音調を整えたりで、大分改善されて、最近では音楽を聴くのが楽しくてしょうがない♪

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 うちのアンプは、アナログ全盛の時代のものなので、フォノ・ストレートなるスイッチが付いている。こいつはアンプに付いているトーン・コントロール、バランス・コントロールなどの機能を全てキャンセルして、フォノ(レコード音源)信号の増幅機能とボリュームのみに絞った音質重視のスイッチなのだ。

 ボリュームなどの可変抵抗は音質の劣化のもとらしく、これらを必要最小限に絞ることで、音質向上を図る!という素晴らしい機能なのだが、以前は、トーン・コントロールを使って低音を増幅!メリハリを付けるために高音も増幅!ってな若い音作りを楽しんでいた。今は低音は増幅させず、スピーカーのATTで高音も1段落として、欲張らないナローレンジな調音としている。以前のような派手さは無いが、中音域がより聞き取り易くなり、タンノイの特徴である定位の良さも生かされてきたような?そんな感じである。

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 年末年始は9連休だったんで「ヨシ!音楽三昧で優雅に過ごすぞ!」と思っていたものの、実際にはほとんど掃除で終わってしまった。それでも、晦日、元旦、2日、3日の夜は、大好きなバッハを聴くことが出来た。

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▲晦日は、ガーディナー指揮のエラート盤。管弦組曲全曲を聴く。これは愛聴盤。自分の中の音の基準的な存在。

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▲元旦の夜は、ピノック&イングリッシュコンサートのブランデンブルグ協奏曲全曲。アルヒーフ盤。正直、これは聴き込んだ記憶がない。予想以上に素晴らしく、知ってる曲にも関わらず、初めて「こんな曲だったのか!」と感動したほど。

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▲2日、3日はキプニス&ミュンヒンガーのチェンバロ協奏曲を2枚づつ。この音源は少し、ホールトーンが強く、あいまいな感じがするので、ATTをスタンダードの位置にして聴く。これも愛聴盤だけど、実は全5枚だったりする。

 正直なところ、オーディオマニアの貴兄のような「音」を聴き分かられる耳は持っていないが、存分に「音楽」を楽しむことが出来て、とても満足♪ 「足りるを知る」というのは幸せなことだ。今回聴いた位の小編成の楽曲なら、何の不満もない。あとは大編成のオーケストラものの音圧感が感じられれば言うこと無しなのだが・・・まぁ、それは追々ということで。 

オーディオ装置の復活 その5

 オーディオについてのアップが随分久しぶりになってしまった。実際には2月の頭には、修理に出していたスピーカーユニットが帰ってきている。

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▲送付するときに、心をこめて梱包した箱は、そのままで送られてきた。外箱の中の各ユニットを納めた内箱も同様。

 かなり厳重に梱包したからね。プロがそのまま返してくれたことは、ちょっと嬉しい。

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▲内箱の中の緩衝材も送ったときのまま

 そして、念願のタンノイ様のユニット、K3839を取り出す♪ 今回はエッジの交換だが、輸入代理店での純正パーツによる修理内容はコーン及びエッジの交換となる。2台分で約10万円なり~

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▲コーン紙裏の補強リブの色が、従来より白くなっている気がする。

 ぽっかりと空いた箱にユニットを取り付ける。さすがに15インチのユニットは重たい。嬉しい重みだったりする♪

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▲20年以上ぶりくらいに、きちんとした状態に戻ったアランデル様。

 久々にちゃんと見ると、プレステージモデルのような豪華さはないが、シンプルで品のあるデザイン♪ タンノイとしては決して大型ではないけど、この辺りが一般家庭に置ける限界のような気がする・・・うーんデカい。修理に出す前はグレーっぽかったコーン紙は、綺麗なパープルになって帰ってきた。新品のときは、こんな色だったんだね。

 これで音出しの準備は万全! 最初に小学生のときに初めて買ってもらったLP、ショパンのピアノ曲を掛ける。アランデルの修理中にP610を床にころがして、聞いた時と違い、ひどく音が悪い! 何しろ聴き倒したレコードだから、もう擦り減っちゃってるんだね。音源が悪ければ、悪いままの音が出てくる。悪さが分かるのも装置の優秀性のひとつ?

 気を取りなおして、山下達郎のメロディーズを掛ける。 すごい!低音が凄すぎる!なんでしょう、この朗々と鳴り響く低音は! あまりに響きすぎてボーカルが霞んでしまう・・・て、これじゃダメじゃん。

 修理する前にも、たまにレコードを聴いたりしてたけど、エッジが破れた音が当たり前になってたんだね。こりゃ、ATTやら置き方やら、こまごまとチューニングが必要になりそう・・・でも、やっぱり嬉しい♪

 この手の装置は、ポンと設置してまともに音が出る類のものじゃないのは、分かってます。復活から現在まで、色々と調整しています。チューニング(?)編は、またそのうちに・・・
プロフィール

Author:ゆたか
バイクに乗って走り回ってます。
楽しかったツーリングのことや、
革細工のことを綴っていきます。

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