オーディオ雑記~レコード再生の工夫~

 さて、書き留めておかなくては忘れてしまう・・・という理由で残しておきたいオーディオ雑記です。最近レコードブームということもあり、オーディオ雑誌でもレコード再生について特集していたりと、ちょっとした盛り上がりを見せていますが、我が家のメイン装置の音源は昔からレコードのみなのです。

 レコード再生というやつは、電気の知識がなくてもそれなりに工夫できることが色々あるものです。我が家でもより良い音を目指し、いくつか試してみました。まず、ひとつめはスタビライザーです。

 昔からあるオーディオ・アクセサリーですが、気を付けなければいけないのがその重さです。我が家のレコードプレーヤーはダイレクト・ドライブ式のうえ、ヤマハのGTのような強靭な製品ではありません。よそ様のブログを見ると、あまり重いものは故障の原因となるようです。

 そこで目に留まったのが、余っているトーンアームのカウンターウエイトです。重たいカートリッジを使うときのための交換用ウエイトが余っていたので、これにセンター部分にレザーでアダプターを作り、スタビライザーにしてみました。重さは170グラム程度とウエイトとしてはかなり軽いです。

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 こんな重さで効果はあるのか。ウエイトを乗せると僅かに低音の量感が増し、かつ引き締まった感じがします。まぁ僅かな違いですが・・・ないよりあった方が良いかな?という感じで、今は何時も乗せています。

 そしてハウリング対策としてレコードプレーヤーの足の下に冷蔵庫などの唸り音低減のための防振ゴム(のようなもの)を挟んでみました。挟んでみると、室内楽などでは各楽器のセパレーションが良くなった気がします。あくまで「気」がするという程度ですが。ただし、ハウリングマージンは僅かですが間違いなく改善方向であり、音としては悪くなってはいないので、これも常設となりました。

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 そんな地道な努力の積み重ねの結果、小編成のクラシックでは各楽器のセパレーションも良好で、ハモリの裏メロディー(?)もよく聞き取れるようになり、ポップスやロックなどではキックドラムとベースの音の違いがはっきりと認識できるようになりました。ドラムとベースの音の違いが分からないのか? と言われそうですが、明確に聞き分けられたときに、「一体、今まで何を聞いていたのだろうか・・・」と思ってしまうほどで、もう前の音では満足できなくなってしまいます。

 ところが、今まで艶やかに鳴っていたバイオリンの音が何となくザラついてきたような? そう思いだしてからあっという間に聴くに堪えない歪んだ音に聞こえだしてしまいました。これがオーディオマニアの性なのでしょうか・・・。

 それ以降なにをやっても全くダメ。どうしたものかと途方に暮れていたところ、ふと思いついたのが針の摩耗です。でもどう考えてもまだまだ使用期限に達してはいません。もしや針先の汚れか? 当然今までもこまめに針先はブラシで掃除していましたが、ゴミがこびりついている気がして、ガムテープで針先をペタペタしてみました。これは粘着材が針先に残ってしまったり、カンチレバーを折ってしまうこともあるので、自己責任でもお薦めしません。半分焼けくそです。しかし、これで嘘のように調子のよかった頃の音に戻ったのです♪ 

 そこで原因を考えてみました。針先の汚れはレコード盤の汚れに起因しているはずですが、レコードは掛けるたびに直接レコードに吹き付けるタイプのスプレー式のクリーナでクリーニングしていました。正直な話、吹き付けたクリーナーで盤面がうっすら曇ってきていたのですが、耐摩耗効果も謳っていた製品だったため、そのままにしていました。

 そして、そうやってクリーニングしているにも関わらず、レコード片面聴き終わると、針先にほぼ必ず黒い埃が付いてくるという有様。これってどうなんでしょう? そもそも盤そのもののクリーニングが出来ていないのでしょうか。そこで興味を持ったのがレコード洗浄です。これは予想以上の結果となりました。

 どのレコード洗浄方法も、主に埃によるスクラッチノイズの低減について効果を謳っています。その他にオーディオ誌では「一皮も、二皮も抜けた音」とか「ベールを剥いだように鮮明な」などと素晴らしい効果が書かれています。しかしバキューム式や超音波洗浄などの本格的なクリーナーは、ちょっとしたオーディオ機器本体より高価なものですし、設置場所を考えると手が出ません。

 ということで、やっぱりハンド・クリーナーに絞ります。私が購入したのはディスク・ユニオン公式クリーナーというやつで、専用のクロスと合わせて購入しました。クリーニング液は薬品ではなく、電解水を使っていて盤への影響がないとのこと。ユーチューブにアップされている手順で使ってみます。

 さて結果はいかに・・・スクラッチ・ノイズは盤によっては増えることも!? しかし1、2回針を通せば(つまりレコードを聴けば。ただし、針先に白い埃がもっさり着くことも)スクラッチ・ノイズはぐっと少なくなり、静寂性はまずまず。そして、まるでカートリッジのグレードを上げたかのように、今まで聞き取れなかった、まさにレコード盤に埋もれていた音の発掘に成功したという感じです。

 私はボヤけた音のレコードを聴くとき、トーンコントロールで高音を少々強くして、メリハリを出して好みの音にしていたのですが、これは表現が難しのですが、レコード洗浄後はトーンコントロールした音が嘘っぽく聞こえるようになりました。低音が・・・高音が・・・といったオーディオ的なことや、音調の好みといったものとは違う、説得力のある音? というのでしょうか。今はトーンコントロールをオフにして聞くことが多くなりました。レコード再生・・・今回は基本中の基本ですが、奥が深いです。

※当たり前ですが、音の印象は聴く人によって様々です。結果は個人の感想であり、万人に結果を保証するものではありません。
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バイクに乗って走り回ってます。
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革細工のことを綴っていきます。

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